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❤️📚エルルカンくんと私の二人三脚日記📚❤️

by
泥庭が〜どなぁ。
泥庭が〜どなぁ。

異世界の図書館・ワンダーランド。
そこには数多の御伽噺、童謡が集められている。

物語は、人の数だけの解釈が存在する。
人は、物語を読んで心からの感動を得る。

物語は、誰かの世界に色をつけてくれる。
人は、そんな物語を描き続け、広め続ける。

これは、そこにやってきたとある人間と。
その人間と共に戦い続けている悪魔との。
長い、永い、戦記の記録。
 



2020年8月29日。
ワンダーランドの扉を開けて、一冊の本を手に取りました。
───"魔笛の先導者"・エルルカン
ハーメルンの笛吹き男』の、もう一つの物語。
所謂、"アナザーキャスト"と呼ばれる彼に、"私"は出会いました。

「作られる世界、作られる戦士。全部、僕が塗り潰す!」

それは小さな男の子。

死神の鎌。色鮮やかなお洋服。黄色と水色、黒。

初めて見た時から愛おしくて、可愛くて。
初めて見た時から気に入って、大好きになった子。
たくさんの本があって、たくさんのキャストがいました。
それでも、彼しかいないと思いました。

───彼と戦い抜きたいと、そう思いました。

 

2020年。9月7日。その周辺での数日間。
最初の頃は戸惑いながらの、戦いの日々でした。
自分の動きが良いのかもわかりませんでした。

跳弾の範囲は?攻撃の威力をあげるには?他の人との相性は?

それでも必死に、一緒に遊んでくれている人のためにも。
攻撃、チャットの方法を学んで、何とか勝とうとして。
割と早い段階で5連勝称号を手にすることが出来たりして。

「お前ごときが僕を扱えると思ってるの?…ま、いいけど」
 
…扱えてるとは思わないけど、勝てるように頑張ります!
今はまだ満足に戦えていないかもしれない…けど。
いつか、大暴れできるくらい、いっぱい練習するからね!

 

2020年。10月1日。
その数日前に昇格試験があることを知りました。
それは、キャストにより大きな力を与えるために必要らしく。
先を目指す人が、誰もが必ず超える、最初の試練なのだそうです。

…私にやれるんだろうか?他の人みたいに、もう、戦える?

自分の実力を知ることが、少しだけ怖かった時期がありました。
けれど、そこで諦めてしまっては、先に進めません。
それなら選択肢は───進むしかありませんでした。
小さな悪魔の手を取って、私は頑張ると決めました。
 
…エルルカンくん!私に戦うための力を貸してほしいな!
 
「りょーかーい」

…本当に貸してくれるのかな?まあ頑張りますけどもね??

昇格試験、行くぞーーーーーー!!!(大声)
※ゲームセンター内での大声は他のお客様のご迷惑になります。



 
2020年。10月2日。
結論から言って、最高の立ち回りが出来ました。
お味方さんのお力のおかげで、楽に動くことが出来ました。

「お前に言われるまでもなく、僕は努力してるんだ。…誉めろよ。」
 
(NICEを連打する音)NICE!NICE!NICE!
 
圧倒的かわいさ。褒め倒したい。よしよししたい。するね。
よーーーーしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!!
かわいいね〜〜〜〜あ"ぁ〜〜〜〜かわいいよぉ"ぉ"〜!!!

私はCR20に上がることが出来、初めての変幻の栞を獲得しました。
この栞があれば、図書館から服装を変えることができるみたいです。
 
…普通のお洋服も可愛いけど、この色もシンプルで可愛いね!

昇格試験に合格したことは、ツイッターでも報告しました。
たくさんの人が、私とエルルカンくんを祝福してくれました。
 
「おめでとう!」「頑張りましたね!」「もうすぐ金だね!」

あははー…まだ銀筆になったばかりなのに、早くないかなぁ?
 
昇格試験に合格したし、少し来る頻度は落ちるかもしれないけど、こうやって少しずつ上げていけば…いいかな!

◆フォロワーさん
   「次のリリィフェスタはエルルカンの特殊栞だね!」








 

……え???🤔



 
…特殊栞。へえ、限定なんだ。…ふーん。……。
…………………。
………………………。

ちゃりん。ちゃりん。ちゃりん。ちゃりん。ちゃりん。

……少し先の未来で、お財布が軽くなる音がしました。
 


2020年。10月6日。
夢(リリィ)を金で買う女になってしまった。
だって可愛いじゃないですかこのお洋服ーーーー!!!!!!
オーダーメイドかな?ってくらい服のラインが美しすぎる。
デザイナーさん神すぎない?ネコミミが似合いすぎるー!!✨
普段の装いも可愛いけれど、知的さが溢れてる素晴らしい!!
これはもう全国対戦に出して撮影会するしかないでしょう!!!
エルルカンくんこっち向いてええええええええええええ!!!?

「どんな格好をしていようが、僕の優秀性に変わりはないんだ」
 
ですよね!!!!(全力で同意。)
 
しばらく特殊栞で騒ぐ日々が続きました。
 
やがて、同時期に手に入れた衣装カラーCが彼に似合いすぎて。
私のお気に入りになるのは、もう少し後のお話です。

2020年。10月21日。
エルルカンくんとCR23に到達。私は金筆になりました。
金筆になったとはいっても、ただ1つ上がっただけ。
さらに聞けば、昇格試験に合格したラインからは下がらないけれど、金筆から銀筆に戻ることは多々あるのだそう。

…銀筆、…またいつか、戻っちゃうのかな。
ここまでがんばって、勝ち続けて、やっと上がれたのに?
別に銀筆が嫌とか、そういうわけじゃない。
ただ、彼との頑張りを、エルルカンくんのページを失いたくない。
……勝たないと。勝ち続けないと。
少しでも多く、ページを増やさないと!
 
そんな思いが広がっていました。
………それは、無意識のうちに広がりすぎたのかもしれません。
その時の私は、初めて焦りというものが芽生えていました。
 

 
某月。某日。
それはある日のことでした。
知り合いの人が、ルビー筆に上がったという話を耳にしました。
それも僅か、始めてから1ヶ月程のことだといいます。
 
そして、それに続く形でか、はたまた偶然か。
──仲の良い人、昨日まで戦っていた人。後から始めた人。
数多くの知り合いの人がルビー筆へと上がっていきました。

一方私は、上がり下がりを繰り返しながらも勝ち続け。
何とかCR25にまで上がることが出来たのです。

………そう、そこまでは、順調でした。

そこから先が、まるで地獄のような鍛錬の日々でした。
 
CR25から先へ、中々進めないのです。
他の人は確実に先へと昇り続けているのに、''自分だけ''。
まるで沼地に足が深く沈んで、進めないような感覚。

やっとの思いでCR26に上がったと思ったら、次の日には降格
上がろうと焦れば焦るほど、またその下へと降格し続ける。
実はCR26への上がり下がりを6回ほど繰り返しました。
自分の実力はそれまでなんだと、思い知らされ続ける毎日。

さらに付け加えて、煽り・捨てゲー・サブカに当たり続けました。
それは何度も通報しますが、闇の軍勢のように沸き続けました。

この時、自分の心が、筆が、本当に折れそうになりました。
 
 
……ごめんね。エルルカンくん。
私のせいで勝てなくて、強いって思ってもらえなくて、ごめん。
試合を捨てる人が出ちゃうなら、私が頑張らないといけない。
なのに勝てないのは、私が弱いせいだ。弱い。勝てない。
……勝てなくて、…どこまでも弱くて、ごめんね!!


自分の弱さに嫌気がさしてなりませんでした。
だけど、勝てない。勝ち方がまるでわからない。
負けが続きすぎて、自信も無くなっていきました。

私、何で金筆になれたんだろう。
あんなの、ただ流れで上がっただけの…偶然かな。
みんなみたいに、あの人たちみたいに、上手く出来ない…!!


好きなはずの御伽の物語で、心がボロボロになりそう……














 
…なってたまるかコンニャロー!!
 (屮゚Д゚)屮 気合いじゃーー!!💢
 
悩んでる暇があるなら腕を磨け腕を!ビルドを見直せ!!
その動きは適切なのか負けた試合を保存して何度も見直せ!!
思い出せ!!そこに上がれたのは本当に偶然なのか!?
組んだ人たちとの連携が上手かったからだ!!!!!!

そこまで勝てたのには勝てただけの理由がある!!

焦るな!動きが雑になる!研究してゆっくり上がれ!!

 
 
…………私は必死に研究することにしました。
自分のビルド、動き、それが正しいのかどうかを。
正確には、ビルドに正しいも間違いもないと思います。
求めるものは"自分にとって扱いやすいものか否か"…でした。

エルルカンにとって戦いやすい環境を作るには、他の方との連携も大切ですが、自らの動きにあったビルドを見直す必要があると考え、動画にあったものやネットで見たもの、様々なものを試しました。
その間、CRも当然下がりはしましたが、その中でようやく、自分によく合うものを探すことが出来ました。
もうその頃には、CRの上がり下がりなどどうでも良く、私は昨日までの自分を超えることを考えられるくらい、余裕が生まれていたのです。
それは自分の中で、心の成長を感じた瞬間でした。

待っててね、エルルカンくん。
私は必ずあなたでEXに至ってみせる!!


2021年。2月11日。
この日の私は、正に神の筆と、月の星の光に導かれた創聖の幸運を手に入れていたような心地がしていました。

これまで負け続きだった私が、なんと8連勝したのです。
半分以下だったゲージが一気に上の方まで上がりました。
我が事ながら、少し驚きが、動揺を隠せずにいました。
前日までの凄惨な負け具合は一体なんだったんだ…。
 
良い仲間たちに導かれて、背中を押された気分でした。
重々しくも、神々しい音楽を久しぶりに耳にしました。

私の手は、震えていました。
緊張や、対面に来る敵の存在に震えていました。
それでもきっと…大丈夫だと思えたのは、彼のおかげ。

私とCR29まで歩んでくれた、"彼"のおかげなのです。
……あの可愛い笑顔が、目の前にあります。

「気にすることないんじゃない?気楽にやろうよ」
 
 
まるで、そう言ってくれているような、気がしました。
その笑顔に、私は元気付けられたのです。

…………………ありがとう。
…わかったよ。エルルカンくん!
今はアレコレ悩まずに、まずはやってみるよ!!
だって私は、天才なエルルカンのマスターだからね!!



そして……その場で、マメールさんの声が、響きました。
 
「───昇格試験を開始いたします。」
 
 私の、昇格試験が始まりました。


 
2021年。2月12日。
その日の途中結果は2勝2敗。
最後の試合で、全てが決まる───そんな状況でした。

私の対面相手は、苦手なキャスト。妲己さんでした。
攻撃が飛んでくるたびに泣きそうになっていましたが、そのキャストから目を離すことは、決してありませんでした。
敵の動きを見て、隙を探して、必死に戦いました。
エルルカンくんのために。彼が、少しでも楽に動けるように。

攻撃を受けて回復に向かっている間、心強い仲間が援護に来てくれました。
仲間に支えられて、私も立ち直ることができました。
押されている拠点の、援護にいける余裕ができました。
援護に行って、その先の拠点を折ることができました。
私が見ていなかった拠点を、守りに行ってくれた人がいました。
 
もう、頭の中には、練りに練った戦略なんてありませんでした。


とにかく攻撃を繰り返す。敵のキャストを、倒す。
それだけが、今の私に出来る、最大限のことだと思って。


仲間のために。大切なエルルカンくんのために。私のために。
絶対に勝たないといけない試合なんだ…!!

諦めない、挫けたりしない、絶望なんかしない!!

───私は絶対に、勝ってみせる!!
 














 
「だから言ったろ?僕は天才だからね」











 
そうして、試合終了の合図が鳴りました。












2021年。2月12日。
 
私は昇格試験に合格しました。
 
対戦してくださった皆様、ありがとうございました。

そして実は、2019年の2月12日はエルルカン誕生日でした。
これを私からの誕生日プレゼントにすることができました。

ハッピーバースデー!エルルカンくん!大好きだよー!!
今日はお赤飯とケーキだねー!やったー!わーい!!!
 
勝てた瞬間に、私は自分が泣いていたことに気づきました。
遠いと思っていた高みに至れて、感動していたからです。
でも、勝てたのは自軍として活躍してくれた仲間のおかげです。
彼らがいなければ、彼らのキャストがいなければ、私はずっと、この場所に辿り着くことは出来なかったと思っています。
 
余韻に浸っている私と、昇格戦での壮絶な戦いを終えたエルルカンくんに、マメールさんが言いました。
 
「エルルカンは、あなたにだけは、心からの無邪気な笑顔を見せるようです」
 
マメールさんだいすき!!!!!!
 
もうどうしてそんなに嬉しいこと言ってくれちゃうんですか好きになっちゃう大好きですマメールさん親衛隊になります !!!!
いや本当に勝てるかどうか不安になってたんですけど、もう本当にお仲間さんたちのおかげで勝てたというか、自分の実力もそうだけど、やっぱりお味方さんたちのおかげと言いますか!!!
一番好きなのはエルルカンくんだけど!!!!!!!
 
ていうか、エルルカンくん!?無邪気な笑顔を見せて!?!
私のためにちょっとでいいんです!一眼レフで撮らせて!!
ねえねえちょっとだけだからーーーーー!!!!ねーーぇーー!!!!

 




闘いを終えた後、筆は赤く光り、その姿を変えました。

紛れもなく、私が憧れていた、ルビーの輝きを待つ筆。

私が目指していた、エルルカンとの、EXの領域。

それは、彼の誕生日に無事、叶ったのでした。






…やっぱりエルルカンくんが一番ですね!!

 
 
THANK YOU FOR READING.
更新日時:2021/02/27 12:19
(作成日時:2021/02/15 21:51)
コメント( 18 )
18件のコメントを全て表示する
泥庭が〜どなぁ。
泥庭が〜どなぁ。
2021年2月17日 7時51分

ガヤさん!✨
フォローありがとうございます!✨
そうでしたか!そうなっちゃうこともありますよね!!✨
これからよろしくお願いしますね!( *°∀°* )✨

ガヤ
ガヤ
ガヤ
2021年2月17日 7時55分

寛容なお心遣い感謝します<(_ _)>
よろしくお願いします!

泥庭が〜どなぁ。
泥庭が〜どなぁ。
泥庭が〜どなぁ。
2021年2月17日 10時25分

✨o(`・ω´・+o) ドヤァ…!!!✨

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