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端レーン、手前拠点と奥拠点はどちらが守りやすいですか?

by
パシュミナ
パシュミナ
先日、ツイッターでこんな質問をしました。

「主にファイター同士が戦うことになる刹那門の質問です。
 先に手前拠点を折られたとしても、奥拠点は手前拠点よりも守りやすいですか?」


ツイッターの投票機能を使い、選択肢を用意したアンケート形式で集まった結果はこのようになりました。

このような質問をした理由ですが、自分は以前は泉の近い奥拠点の方が守りやすいと思っていました。もし手前拠点が折られることはあっても奥拠点は無傷で最後まで守ろう、手前よりは守りやすいはずだ、と。
それが今では、『手前拠点が一方的に折られている状況に限っては』、中央からの敵味方の横槍が一切なくても、奥拠点の方が守りにくいと感じているからです。

他の皆さんがどう感じているかも気になっていたので、今回、ツイッター上で質問をさせて頂きました。
自分と対面のキャスト相性次第で一概には言えないと思いますし、中央の状況が何より影響する事だとは思いますが、自分の思う事を書き出してみます。


守りにくいと感じる理由ですが、『手前拠点を一方的に折られている状況では相手は裏取りをやりたい放題』、何よりもその事に尽きます。
前に出ながら敵兵士を処理して、相手が妨害してこない限りさらに前に進んで次の兵士列を倒す。
相手が裏取りを無視して下から来る自軍兵士を倒すなら、相手は放っておいて更に上へ上へと進み奥拠点を目指す。
相手がこちらの兵士を無視して、裏取りさせまいと絡んでくるならば味方兵士と挟み撃ちにしながら迎え撃つ。
そうやって裏取りしようとしている相手を止めるのは難しい事だと思います。
裏取りを防ぐ一番の方法は手前拠点を折られない事、と言われているくらいですから。

もし、こちらの手前拠点だけ折られている状況で、敵キャストに裏を取られて奥拠点に走られてしまったら、こちらも追いかけて奥拠点の近くまで下がらないといけない状況がほとんどだと思います。
その形が非常に危険な形だと思っています。
敵キャストをダウンさせても一回のダウンでは状況はすぐには良くならず不利状況が継続します。なのに、こちらが一回ダウンする度に、敵兵士を奥拠点に流される恐れがあります。相打ちでダウンを取り合った場合でも敵兵士が拠点に流れてしまう状況は多いです。

回復の泉が近くても、裏取りされて自分のすぐ背後まで敵兵士が歩いて来ている状況で回復の泉に行けば、回復してる間に兵士を流されてしまいますし、そもそも、体力がなくなる程攻撃を受けていたらデスするよりも先に奥拠点が折られる事がほとんどだと思います。回復の泉が近い事は、裏取りされたらほぼ役に立ちません。
相手は相打ち覚悟でこちらのダウンを狙えば良く、それに何度も差し合いに読み勝って相手を帰城させる事ができたとしても、味方兵士を敵の手前拠点に運ぶより先に相手はレーンに復帰して来ます。
そうしたら、相手はまた裏取りを狙い放題です。
お互いが五分五分の普段のレーン戦とは違って、リスクとリターンの釣り合わない大幅不利なレーン戦を強いられると思っています。

それに、敵キャストに裏を取られて、奥拠点付近の森出口も相手に近いような立ち位置では、相手には森の中に入る選択肢もあるのに比べて、こちらは左右を壁に挟まれた狭い地形です。
前後を敵キャストと敵兵士に挟まれた上で、更にそこから相手が距離を詰めてきたときに右に寄っても左に寄っても壁際に追い詰められる事になる地形もまた、戦いにくいと思います。


ここまで書いたのは横槍抜きの1対1の話ですが、リスクとリターンが釣り合わないのは中央から援護に来るアタッカーについても言えると思います。
移動時間だけでも手前の横槍に行くよりずっと時間が掛かる点は敵アタッカーも一緒ですが、奥拠点を攻めるための横槍ならば、防衛しているファイターに一撃与えたら、森に戻って敵アタッカーに備えても、横槍を終わりにして中央のレーン戦に戻っても、十分な仕事だと思います。
ですが、奥拠点を守るための横槍であれば、敵ファイターに一撃を与えてもまだ戻れないと思います。
敵の兵士列が奥拠点近くまで歩いて来ている状況はそのまま、味方ファイターが一回ダウンしたら奥拠点に兵士を流されかねない状況は、敵ファイターの残り体力がどんなに少なくても変わりません。

それに、どれだけ体力を削っていても、もし敵ファイターに帰城されたら敵の手前拠点は守られ1体の兵士も流すことが出来ないでしょう。そうなればまた同じように裏取り状況を繰り返すかもしれません。
だから、キルを取るまで帰れない事がほとんどだと思います。
でも、遠い距離を移動して奥拠点防衛のための横槍に来て、体力十分な敵ファイターをキルするまでの非常に長い時間で、敵アタッカーはどんな仕事を出来るでしょう?
別のレーンで2対1を作って手前拠点を折るのは、もっとずっと少ない時間で出来るでしょう。
手前拠点が2つ残っていたら両方折られかねませんし、反対レーンが刹那門ならそのまま奥まで攻められるかもしれません。
中央レーンを長時間攻められるのだって危険です。

他のレーンでゲージを削られる大きなリスクを取りながら向かった奥拠点防衛の横槍に成功して、敵ファイターを速やかにキル出来た場合でさえも、敵ファイターが死ぬまでこちらの兵士を処理していたなら、キルした後のカウンターで手前拠点に流せる兵士の量もたかが知れてます。カウンターで敵の手前拠点を半分も削れないうちに、敵ファイターが復帰して来て、そこから再び裏取りされるのも、よくあることです。

味方アタッカー目線で言うなら、「端のファイターがずっと奥拠点を攻められていて、そのレーンを2度も3度も助けに行ったのに最終的には奥拠点を半分くらい敵に削られた。自分の横槍のお陰で手前は折り返したけれど、自分が横槍に行ってる時間中ずっと敵アタッカーに他のレーンを荒らされて、どうにも出来ない」と言った所でしょうか。
あるいは味方のファイター、サポーター目線で言うなら「自分のレーンにずっと敵の横槍が来るから、優勢だったのに手前も奥も折られてしまった。自分がそれだけ長い時間1対2で戦っていたのに、味方2人でずっと2対1で戦っていたレーンは奥拠点をボロボロにされながらなんとか手前拠点だけ折り返しただけ」と言った所でしょうか。
仕方のない状況とは言え、本当に割の合わない横槍だと思います。


長くなりましたが、自分が手前拠点よりも奥拠点の方が守りにくいと感じるのはこんな理由からです。
だから端レーンの手前拠点を守る事も、とても重要な事だと思っています。

デスしてその上で手前拠点も折られた、と言うのが最悪なケースであるのはその通りですが、「体力が少ないから」と、守れる拠点を放棄して帰城するのは勿体ないと思います。
具体的には、ミニマップを見て敵の横槍が来そうな状況で体力がないなら帰った方がいいですが、体力がどんなに少なくても敵の横槍よりも味方の方が来そうな状況ならば、帰らないで死なないように気をつけながら様子を見た方がいいと自分は思います。
または、以前にワンダー部に投稿した事と被りますが、手前拠点を折らせない帰城のやり方で帰りましょう。折られてしまう事に比べたら、少し手前拠点が削られるくらいは安い代償です。

手前拠点を先に折られてしまったときは、折られた直後が一番のカウンターのチャンスです。手前を折った相手が帰城するなら、どんなに体力が減っていても折り返しを狙えるならば、帰る前に手前は折っちゃいましょう。帰城するふりをして見せて、実際には帰らない、という手もあります。
それでも手前を折り返せないときは、中央の様子をなるべく見て、援護を頼むタイミングを考えましょう。

自レーンに巨人が出てくれたら手前折り返しのチャンスですが、その巨人をただで処理されてしまうくらいなら巨人の援護を依頼した方がいいと思います。
相手がWSで巨人処理できるファイターであっても、味方アタッカーが来てくれたら巨人処理できず、使ったWSが無駄になる事は多いです。敵ファイターが巨人処理WSを使ったなら、無理がなければ救援を頼みましょう。



自分が端レーンに行くとき、一方的に手前を折られそうなくらい実力差のある対面のときに、中央が安定していて何度も手前拠点攻防の横槍に来てくれる味方アタッカーさんには本当に助けられます。
また、中央が安定していて、自分が帰城・撤退してる間の端レーンに一瞬援護に来てくれて、手前拠点が折れないように助けてくれるサポーターさんも、本当にありがたいです。
更新日時:2021/06/07 07:01
(作成日時:2021/06/07 06:47)
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