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新アシストの由来探し

by
予譲
予譲
気が向いたんで探してみることにしたメモ。
寝る前にうっかり探してしまって時間を盛大に無駄遣いした供養とも言う


水精払いの魔法鏡
グリム童話「水の精」から。
兄妹が水の精から逃げる時に投げた鏡。
ツルツルした山になって足止めしてる間に逃げ切ったとかそういう話。

恋心燃ゆる雪だるま
深雪乃…と言いたいとこだけどおそらくアンデルセン童話「雪だるま」から。
ストーブに恋した雪だるまのおはなし。

奪われた鬼斬りの兜
「平家物語」から。
頼光四天王の話で、兜の持ち主は渡辺綱。
一条戻橋で鬼に兜を奪われた後に打ち合い、その鬼の腕を斬り飛ばしたといわれる。
この鬼、のちの能や歌舞伎で色々ごちゃごちゃして茨木童子と混同されているが、平家物語では名無しの鬼である。

笑わずの十二百合
グリム童話「十二人兄弟」から。
十二本の百合は兄だった、みたいなやつ。

嫉妬狂いの鬼鉄輪
能「鉄輪(かなわ)」から。
アレを頭にかぶって丑の刻参りをする女の話。
実は映画・陰陽師に「生成り姫」として出てる。未だに忘れられんぐらいのインパクトはある。

泣き母鬼の赤い果実
柘榴といえばご存知、鬼子母神から。
自分の500人の子のために人間の子を食らってた鬼子母神が、釈迦にその子の1人を隠されて改心するみたいな話。
柘榴は釈迦に「人肉に似ている」と言われ、人を食わないよう代替品として勧められていた……というのは日本での俗説らしい。
ただこの柘榴ってのも、中国で「吉祥果(ミカンみたいなベルノキ)」というものの正体が分からずに持たされていたもの。
吉祥果には「魔を祓い、子孫繁栄」という意味があり、子を守る神としての祈りがこめられている。

兎毛治しの神秘草
古事記「因幡の白兎」から。
皮を剥がされた白兎に、大国主命は「真水で洗ってガマの穂をつけなさい」と言った話。
「兎毛治し」という名がつけられているが、実際のところはカツラみたいな扱いである。

ラミア
ギリシア神話から。
ゼウスに見初められたのを、ゼウスの妻ヘラの怒りを買って子供を全て殺された上に、自身も怪物に変えられてしまった。
不眠の呪いもかけられていたので、哀れに思ったゼウスにより眼球の取り外しができるようにもなっている。

千夜一夜ドニヤザード
シェハラザードの妹。
シャフリヤールに召しあげられたシェハラザードに「夜の間じゅうお話をしてください」と言って千夜一夜物語の流れを作った人。
……シャフリヤールはシェハラザードの夫(つまり千夜一夜物語の王)の名なんだけど、なんで女なんだろうな…?
まあこの辺はwikiの方が詳しいのでそちらをどうぞ。

妖精女王グロリアーナ
長詩「妖精の女王」から。
妖精の国の女王・グロリアーナの命を受けて、冒険の旅に出る騎士たちと、その危急を救うアーサー王子の話。
エリザベス1世に捧げられた作品で、作中で語られるグロリアーナはエリザベス1世のことである。







>>わからん
同盟軍の特大槍
見た目西洋槍。
アーサー王伝説周辺ならロンゴミニアドあたり。
中国系で三国志関連かなと思ったけど、だったら槍纓(フサフサしたアレ)がついてると思うんだ。
あるいはアキレウスの槍の可能性(名無しの槍、アステロパイオスが引き抜けなかった。ただ「同盟」軍ではない)
名前がついてないのでファランクスで有名となったサリッサかもしれない。スパルタ中心の同盟軍での戦争がある。
更新日時:2023/11/29 18:48
(作成日時:2023/11/29 16:24)
カテゴリ
雑談
コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
予譲
予譲
2023年11月30日 13時16分

無名の槍だから推測が余計難しかったですね…
トロイア戦争の頃にこの一番有名なマケドニア式ファランクスはなかったらしいけど、イーリアスに記述されてるからいいかなって()

ll6J(Lが2個です)
ll6J(Lが2個です)
2023年11月30日 17時26分

フォロワーいわくはグリム童話「シュヴァーベンの七人男」らしい。今ググったけど「同盟」ワードと「クソデカ槍」が確かにそれっぽい。マイナーどころをすぐに発見する人いつもすごい。ドイツ語のWikipediaに向こうでの挿絵やおもちゃの写真とかありました
https://de.wikipedia.org/wiki/Die_Sieben_Schwaben

予譲
予譲
2023年12月3日 23時38分

特大槍ほんと手掛かりがなさすぎて…。やっぱ下地の知識持ってる人すごいっすね(*'ω'*)

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