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サンドリヨンと共に、晴れやかにいきましょう #新生活応援

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VERRE_c
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 サンドリヨンが好きだ。

 彼女と本当にはじめて出会ったのは稼働初期、ゲームセンターで流れていた宣伝PVを見たのがキッカケ。音ゲーの待ち時間に「無料なら」と椅子に座った。当時は(ギリギリ)中学生で、大した財力もない。たまに気分転換で来る程度ではあったものの、「この子かわいいな」とは確かに思い、時折遠目から眺めていたものだった。

 サンドリヨンとは、二回目の【はじめまして】があった。
 一回目のはじめましてを済ませて、(おそらくバージョン2の)大型アップデートが来る直前くらいのこと。一回目のはじめましてをすっかりと忘れ、友人に誘われて再びワンダーランドウォーズというゲームを知った。その時の私は金髪碧眼美少女好きを拗らせていて、サンドリヨンの立ち絵パネルを見て一目惚れ。
 意志の強さを感じられる真っすぐな瞳の中に感じる優しさと、凛々しい顔立ちに混じって確かに存在する少女らしい愛らしさ。「顔面黄金比率プリンセスじゃん……」と思った。(今でも思う。)これが二回目のはじめましてだった。

 椅子に座り、修練場でめちゃくちゃサンドリヨンと遊んだ。そのまあなんと楽しいこと楽しいこと。
 サンドリヨンのモーション一つ一つに感動して、慣れないペンデバイスでドローをゆっくり描き、あらぬ方向へストレートショットを打ち、何度も撤退して、何度も首をひねって、「このゲーム難しすぎない?」と呟きはしたが、楽しいものは楽しかった。なにせ推しが自分の操作通りに動いて、攻撃だって自分の描いたとおりにしてくれるのだから! チャットも可愛い。全部かわいい。すごくかわいい。楽しいを通り越して幸せさえ感じていたのが、記憶に残るワンダー初プレイだ。

 初プレイの話とは逸れてしまうが、当時の私には時間が残されていなかった。サンドリヨンのデートも、時間との戦いだった。Twitterで「OD称号はバージョンアップの後にとれなくなるよ!」という情報を得、必死にデイリー任務を消化する。しかも当時は高校生。門限は17時。なんとしてもわんだーらーんチャットまで取ると決意。下校後は急いでゲーセンに向かい、コツコツ貯めていたお金をちまちま開放し、時計とにらめっこ。そして帰路は全速力でダッシュ。門限厳守で外出禁止をぎりぎりで免れる。
 そんな生活をしばらく続けて、なんとかサンドリヨンと、勢い余ってアシェンプテルのわんだーらーんチャットをゲット。凄く嬉しかった。人生に残る「嬉しかった記憶」の中でも印象深い。
 その後ゲーセンに金を溶かしたことが母親にバレ、しこたま怒られた。実績【お母さんからのゲーセン禁止令】をゲット。人生に残る「申し訳なかった記憶」の中でも印象深い。あの時は本当にごめん……


 今までで一番のめりこんだゲームとだけあって、楽しかった記憶、嬉しかった記憶はもちろん、辛かった記憶や悲しかった記憶もわりかし多く思える。それでもワンダーランドウォーズに、今まで交流を重ねてきた貴方に出会えて良かった。そしてやっぱり、すべてのキッカケになってくれた、

サンドリヨンが好きだ。

 
更新日時:2019/04/18 07:02
(作成日時:2019/04/18 07:02)
コメント( 1 )
VERRE_c
VERRE_c
2019年4月18日 8時9分

追記
門限、17時と18時を打ち間違えました。門限18時です!!

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