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5vs5のWLWゲーム展開は?【LOL解説③】4/19更新!

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◆aihara
◆aihara
前回の記事までにLOLにおけるキャスト・マップについて解説をしました。
それぞれをマップに配置するとこのようなイメージになります。



端レーンは手前拠点から中間拠点までの距離が長く、中間拠点は森寄りになっています。
中央レーンは距離が半分程度になっており、それぞれの拠点がかなり近く配置されています。
必然的に中央レーンの重要度が高くなるのはもちろんのこと、端レーンでは手前を折ってから
さらに単騎で攻め上がるというのはWLW以上にリスクが伴う事がわかるかと思います。

では今回はそれぞれのキャストはチームとしてどのように試合運びをしていくことになるのかを解説致します。





■マクロ解説

LOLでは個人プレーをミクロ、団体プレーをマクロと総称しています。



●序盤戦

(リーシュの解説は割愛)

・TOP・MID・ADC
最も重要な事はレーンを上げる事ではなくGoldを漏れなく回収する事になります。
(WLWのように開幕対面キルからの手前拠点即折りといった展開は起こりません。)
LOLでは意図して兵士からGoldを獲得する必要があるため先ずはその回収を第一に考えます。
また、追加で対面のキル・拠点ダメージによってボーナスGoldを獲得する事ができます。
逆に言うとキルされないように兵士をきちんと処理できれば多少レーンを上げられても構いません。
(中級者以上は無暗にレーンを上げないレーンコントロールを行っています)

・SUP
SUPの仕事はレーンを押す事でもなくGoldを回収する事でもありません。
味方ADCをいち早く成長させることが序盤戦におけるSUPの役割になります。
相手ADCを削りGold回収を阻害し、時には味方ADCを守る盾となりGold差を付けていきます。
森の視界を取り、相手JGからの横槍をいち早く察知しキルを取られないよう立ち回ります。

・JG
JGも同様に森を周り中立モンスターからGoldを回収します。
JG同士は基本的に対面しないため相手から有利を奪うための選択肢は2つ
・他レーンへの横槍でキルを取る
・敵陣森の中立モンスターを奪取する(カウンタージャングル)
WLWではお散歩と揶揄されるローミングですが、LOLでは中央を不利にすることなく行うことができます。



●中盤戦


・TOP・MID・BOT押せたレーン
対面をキルor帰城させ手前拠点を折ると、ある程度兵士列を押し上げる事でレーンを離れることができます。
・TOPは押されているMIDorBOTレーンの壁役となり手前拠点を折りにいきます。(移動用テレポート必須)
・MIDはJGと行動を共にし、敵JGと上下レーンへプレッシャーをかけてきます。
この時ドラゴン(運命の水晶)・ヘラルド(猛突進巨人)が湧いている場合はその討伐を優先して行います。

・TOP・MID・BOT押されしまったレーン
ひたすら頑張って兵士列を押し戻して手前拠点を削っていきます。
ただし、対面キャストがレーンを離れドラゴン(運命の水晶)やヘラルド(猛突進巨人)を取りに行っている場合は
味方の援護に向かうようにしましょう。エピックモンスターを討伐されると試合が長期的に見て不利になるためです。

・SUP・JG
森の視界を確保しつつ敵の動きを把握しましょう。手前を折ったレーンのキャストは他レーンにプレッシャーをかけてきます。
敵の奇襲を事前に察知し対応できるように、森の情報をマップに表示させるアイテム「ワード」を設置しましょう。
またドラゴン(運命の水晶)・ヘラルド(猛突進巨人)周辺にもワードを設置し、討伐を意識しながら行動します。
知らない内に敵チームがドラゴンを狩り終わっていた…といった事態にならないようマップを常に確認しましょう。



●終盤戦


●TOP・MID・ADC・SUP・JG
全レーンの手前拠点を折りきると次は中間拠点を取りに行きます。この時単独での侵攻は極力行いません。
相手チームも担当レーンに張り付かなくて良くなり、結果こちらが囲い込まれてイージーキルを取られてしまう為です。
この終盤での人数差はそのまま相手チームにバロンを取られる事に繋がります。ただしこれは逆に
・拠点を攻める(守る)→人数差を作る→バロンを取る
というのが終盤戦の勝ちパターンである、ということだと言えるでしょう。またキルを取る以外にも
・バロンから遠いBOTレーンを押し上げ、相手をBOTレーンに引き付ける(テレポートを持っているTOPが担当する)
・重要度の高いMIDレーンを押し上げ、相手にMIDレーン奥拠点の対応を迫る(レーン上げの早いADCが担当する)
といった戦略でこちらから積極的に人数差を作りに行く事も可能です。
他にもバロンを狩るふりをして相手を引き付け様子を見に来たところを崩すバロンベイトと呼ばれる戦略も存在します。





■MAPその2(インヒビター)

WLW経験者であればこれまでの解説を読んで
「強化唱3体分のバロンと、レーンの奥拠点1本交換を迫っても敵を引き付けることはできないのでは?」
という違和感を抱く方もいるでしょう。実はLOLには奥拠点の更に奥にもうひとつ重要なオブジェクトが存在します。
 → 

このオブジェクトはインヒビターと呼ばれ各レーンの奥拠点のやや奥に存在します。
インヒビターを破壊するとそのレーンの自軍兵士列にスーパーミニオン(特大兵士)が湧くようになります。


この特大兵士は非常に硬く周囲の兵士を強化するためインヒビターを破壊されたレーンは放置できなくなります。
その後の集団戦を4vs5で行う事になるためインヒビターを攻め込まれた場合は防衛に向かわなければなりません。




今回の解説は以上になります。これまでの記事の内容とWLWでの経験があれば十分LOLを楽しめるはずです。
次回以降の記事ではミクロ(対面キャストとのレーン戦)やキャストの解説をしていこうと思います。
…ちなみに、LOLは今年2020年に「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」というスマホ向けMOBAを配信予定です。
現在も事前登録が可能なはずなのでパソコンを持ってないよ~という方も興味があればチェックしてみてください。
更新日時:2020/04/19 11:54
(作成日時:2020/04/18 07:06)
コメント( 1 )
パシュミナ
パシュミナ
2020年4月18日 10時24分

PCやスマホのMOBAは難しそうに見えるので、基本の解説がありがたいです。

◆aihara
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