ウィキッド・ドロシィのすゝめ　【アシスト解説】

こんにちは、Battyです。

先がおぼろげな自粛生活で私自身も何かと気が滅入るような時期ですが、
ウィキッドさんと再び戦える日に備えて、私的にまとめた備忘録をここに記します。


記事の内容としては、
「ウィキッド使ってみたいけどビルドが分からない！」といったウィキッド初心者の方から、
「上のマッチングに入ったけど、少し伸び悩んでる…」と感じている中級者に向けた記事になるのかなぁと。

WR専用の性能についても記載してますので、他キャスト使いの方も豆知識になれば幸いです。

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～お品書き～
・ビルドの作り方全般について
・ウィキッド・ドロシィのビルドの基本方針
・採用率上位の各アシスト解説
・おすすめビルド【初心者～中級者向け】

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☆ビルドの作り方全般について


　ウィキッドに限らず、WLWにおける上位帯でのビルドは、以下の３点を念頭に組まれています。


①キャストの長所を生かす
（ジュゼの回避性能やSS射程を強化する、ロビンのスキル威力を上げる　等）

②キャストの短所を埋める
（怪童丸やデス・フックのスピードを底上げする、ジョーカーにスキル消費MP軽減アシストを採用する　等）

③目標となる性能から逆算して組む
（ミクサがレベル４以降ラインフレア1回で兵士を倒せるようにスキル火力を一定水準まで上げる　等）



所謂テンプレと言われるビルドは、熱心な上級者がこれらの点を深く理解・追求したうえで導き出されたもの。
なので初心者～中級者が何も考えずに真似して使っても十分に強いです。
ただし、「何故その結論に至ったのか？」「どういう立ち回りを想定して組まれたのか？」
その背景まで理解できていないと、本当の意味での成長やキャストへの理解には繋がりません。

私自身もまだまだ未熟なビルド考察班ではありますが、
今回はウィキッドを題材に一緒に考え、ビルドの組み方について学んでみましょう。


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☆ ウィキッド・ドロシィのビルドの基本方針

　先ほどのビルドを考えるうえで大切な３点を、ウィキッドで当てはめると大体こんな感じになります。

①長所：・ライオズ・アンティを使ったSS射程が長い（中射程レベルのSSが低硬直で振れる）
　　　　・ライオズのダブルトリガー（DT）を使ったSSが強力
　　　　・スケア・カードやオーバーコールを利用した搦手が使える
　　　　・基礎移動速度が他キャストに比べて速い（メイド・マリアンと同値、闇吉備津より僅かに上）

②短所：・SSの基礎ステータスが絶望的に低い
　　　　・スケア・カードやオーバーコールを使いすぎるとMPが枯渇しがち
　　　　・スキルでの攻撃はマーカー付与・設置の準備が必要で不意打ちには向かない
　　　　・特大ダメージを与えられる攻撃手段が存在しない

③目標：・少なくともレベル６までにSSの初弾だけで兵士が倒せるようにし、兵士裏の敵にも対応できるようにする。
              （分かる人向けにいうと、レベル6までにSS威力+31.8目盛りを目安に強化する）


　こんな感じでリストアップして眺めてみると、
　「SS威力を大幅に強化する」、「移動速度を更に上げる」、「MP回復・スキル消費MP軽減アシストを採用する」
　この３点を中心にアシストを採用していけば良いことが分かりますね！


　ウィキッドの生命線であるSS威力上昇を達成しつつ、各々のプレイスタイルに合った調整をしたら完成です。
　例）・スケア・カードやオーバーコールを多用する方　・・・・　DTが狙いやすいようにMP関係を補強すると便利。
　　　・ストレイト・ラッシュを採用する方　・・・・　マーカー付与が狙いやすいように移動速度を上げるのがおススメ。

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☆採用率上位の各アシスト解説

　私個人で調べた範囲ではありますが、採用率の高いウィキッド専用アシスト・ソウルについて解説していきます。

・専用アシスト編

【統率者の切り札】

　レベル４の武器アシストで、基礎ステータス上昇はSSとスピード。
さらに一定時間経過するたび、特殊効果で自身およびロールエフェクト内の味方のスピードが上がる。
（効果時間は　①20秒のクールタイム　⇔　②40秒のスピード上昇　の繰り返し）

　速度上昇値は正確には分かりませんが、自身の強化値は宝下駄（レベル５スピード大upアシスト）と同じか僅かに遅い印象。
ちなみにロールエフェクト内の味方の強化値は低め（本人強化値の半分程度？）なので、お守りレベルだと思って良いです。

　シンプルに扱いやすい性能で、他キャストのWR専用と比べても強力なアシストなのだが、
ウィキッド自身のSS威力の低さから他の武器アシストとの入れ替えが検討される場面も少なくなく、
そもそも昨今の汎用アシスト全体が性能インフレ傾向にある為、必須と断言できないのが悲しいところ。

（また本体のSS威力上方ください）


【号令かける白銀の笛】

　レベル６の道具アシストで、基礎ステータス上昇はSSと最大MPアップ。
キャストに４ヒットさせるとHPが0.5目盛り即時回復、約１分間でHPが1.5目盛り継続回復し、その間のスキル消費MPを約10％軽減する。

　体感としては「最大HP上昇の代わりにスキルMP軽減が出来るヴィクトリーロード（シグルドリーヴァ）」。
継続回復で疑似的に最大HPを増やすアシストと考えると、使い心地がイメージしやすいかと思います。
発動条件は２連射するSSやストレイト・ラッシュのおかげで割と達成しやすいです。

「長時間のリジェネ」という性質上、最大HPを増やしつつWSにシナジーのあるシグルとの相性が非常に良いです。
特に試合終盤は常にヴィクトリーロードが回復量2倍の状態になるので、継戦能力がとんでもないことになったり。
単純にHPを盛るアシストが採用されにくいウィキッドで疑似的なHP強化が行えるのも地味ながら結構心強いです。

「ウィキッドに欲しいのはそれじゃないだろ…」という低評価が多数だし、実際私自身もSSバフ系だと嬉しかったのだが、
体感で一試合で２～３回発動していることを考えると決して弱いアシストではないと思うし、実際に私自身もダイヤになった今も愛用しています。
　

・ソウル編

【鬼狩人　源頼光】

　SS威力を大幅に強化してくれるレベル４ソウル。
特殊効果でキャストに攻撃を３回当てると約1分間、経験値獲得量の増加と移動速度がアップする。
移動速度上昇値は宝下駄（レベル５スピード大upアシスト）並みに上がるといわれています。

繰り返しになりますが、ウィキッドは連射するSSやライオズDT発動時のSSストレイト・ラッシュの弾といった
ヒット数を稼ぎやすい攻撃が多いため、キャストヒット数を参照にする源頼光の特殊発動が狙いやすくなっています。

経験値の獲得量アップについても、SS初弾で兵士が倒せるレベル6へ早期到達が期待できるので非常に相性の良い鉄板ソウルです。



【詐欺王キングウルフ】

　マスタースキル（MS）の残り使用回数が１回以下という条件下でリンクダメージを増やしつつ、SS・HP・スピードを上げてくれるレベル４ソウル。
最近主流であるサモンタイプのMS（和魂・ナーゲルなど）は使用可能数が１回なので、MS回数のデメリットはほぼ無いも同然です。
頼光と比べてSS上昇値は僅かに低いものの、ほぼ常時発動するソウルであることから愛用するプレイヤーが多い印象です。



【童話の語り人　吉四六】
　HPとSSを上昇させつつ、カテゴリが武器のアシストが２枚発動しているとスキル消費MPを16％軽減してくれる特殊効果を持つレベル４ソウル。
他のソウルに比べてSS上昇値が低い都合上、他のアシストをすべてSS上昇の武器アシストで埋める必要があるので実質デメリット無しで使用できます。 ☆おすすめビルド【初心者～中級者向け】


自分や他の上位プレーヤーの方々が使用していたビルドから、
おススメできそうなものを幾つか紹介します。

（スキルはストレイトの枠が自由枠です）

①　高速アタッカー型（中央向け・端レーンも可）
















金棒発動時にレベル６のSS初弾だけで兵士が倒せる条件（以後「レベル６一確」と略します）を満たしつつ、
レベル４からのSS威力・移動速度を最大限まで伸ばしてあるアシスト構成です。

レベル４でほぼ完成するというのが特徴で、早い段階で解禁されるライオズ・アンティを最大限生かすことができます。
使用感としては下方後のクリスタル・ブーツを自動で履ける真珠アシェンプテルが近いかなぁと。

SS強化値も理論値31.8ピッタリと、非常に完成された美しいビルドですね。
スキルMP補助こそありませんが、どんな味方のサポーターやアタッカーにも合わせやすい性能で、
アタッカーの基本に忠実に遊撃する人にとっては一番扱いやすい型だと思います。


②　スキルMP補助型（中央・端レーン兼用）
















私が昔から個人的に愛用している、ウィキッド専用アシストを２種類とも採用したビルドです。
レベル６一確を達成しながら、スキル消費MP軽減や疑似的なHP補助が採用できるのが特徴。

ソウルを吉四六、レベル６アシスト枠を札に替えれば似たようなことが出来そうだが、
同じステータス上昇を持つエクサだとレベル６一確は取れない。
そのため採用する場合は、レベル４WR専用　→　福呼びの升　に替える必要がある。
（微妙に吉四六の方がSS威力が高い可能性もあるので要検証）　

ピーターやドロシィのようにスピード補助ができるサポーターや
先に話したシグルドリーヴァが味方の時に採用しています。


③　端ビルド・手前先取型








端レーン担当を前提に組まれたビルドで、レベル６一確が取れつつ序盤に寄せた型。
手前拠点の先取が大事な端レーン戦において、序盤戦がとても大事になってきます。

この問題に対しレベル３から時限式で射程と弾サイズを強化する遥かな時を経た猟銃を採用することで、
ライオズ・アンティ解禁後から強気に攻めれる「手前先取を狙いやすくする構成」にしたと伺えます。

手前を折った後はスケア・カードやティンハート・チルトで妨害しながら奥拠点まで攻めたり、
手前拠点や味方レーンの奥を守っていく流れになります。

WR専用アシストが未採用なので、比較的安価に組めるのも初心者には有難いですね。



余談）　レベル６一確を諦めて移動速度やスキル軽減アシストに枠を使うのも決して悪くはありません。
　　
　　一例を挙げればレベル４WR専用とエクサの併用、悲しみを知る真珠や聖女が落とした黄金靴の採用など。















　　その場合は「どの程度までHPが削れた兵士ならSS初弾だけで倒せるか」を頭の隅において使いましょう。
　兵士の攻撃が１発入っていれば倒せるなど事前に把握しておけば、レベル６一確できないことにそこまで不自由しないはずです。


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☆　最後に　～ウィキッド・ドロシィについて～


　ウィキッドのビルドについて長々と書いてきましたが、最後に一つだけ言わせてもらいます。

　ビルドだけしっかりしていても、上手い立ち回りが出来ていなければまったく意味がありません。
　「キル取れないから弱い」、「中途半端な性能で弱い」、確かにその通りです。
　最近ではSS防御アップアシストや回復MSのおかげで硬いファイターは更に倒しにくくなっていますし。


　でも、アタッカーを乗る我々の一番の仕事は【様々なレーンをサポートすること】なんですよね。
（参考記事：アタッカーで試合を動かすということ 　https://wonder-club.jp/posts/58789）


　キャストを倒すことは戦局を有利に進める一因ではありますが、試合を決定づけるものではありません。
（例えばキルダメなしで数キル取ったところで、ゲージの有利は終盤の城凸や特大拠点凸で簡単に取り返せてしまいます）
　5キルして拠点数が負けているより、0キルだろうが拠点を折った数が多いほうが勝率は遥かに高いのです。

　キルに繋げるまでの性能そのものは低いですが、時にはキャストや兵士を足止めをしたり。
　時には回復妨害や立ち位置に制限をかけたりし、いざというときには森を使ったりして味方の拠点攻略を助ける。
　そんな「自身は目立たず、味方を生かす立ち回りでチームを勝利へと導く」ことが、組織の長にふさわしいウィキッドの強み。
　中途半端な性能は、勝ちに結び付ける手数の多さの裏返しだと私は思います。
　
　やれることの多さに頭がこんがらがることも度々ありますが、本当に考えれば考えるだけ試合中で粋な仕事ができる
　使っていて凄く面白いと思うキャストかなぁと、書いていて改めて感じました。







　まぁ、可愛いのが一番なんですけど（笑）　







　長々とお付き合いいただいて、本当にありがとうございます！！
　これを見てウィキッドを始める人が増えたり、ほんのわずかでもウィキッド使いの助力になれれば嬉しいです。











　あ、あとウィキッドさんのスケbbookください！！！お願いします！！！！！！　　ちゃんちゃん♪