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マグスのWR専用について考える

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zero
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皆さんこんにちは。zeroです。
今回はマグスの「魔笛奏者の五線譜服」(以下「WR専用」)について考察したいと思います。



まず目につくのはその特殊効果の凶悪さです。
レベル3から兵士により得られる経験値が常時増加、レベル6以降は常時ぷち断罪兵士(以下「断罪兵士」)を連れていけるという効果は、
試合終盤になるにつれて試合への影響力が低くなるマグスにとって、切り札になり得る性能を誇っています。


それ故に採用率も高く、マグスのアシストカードランキングでも上位に入っています。
(先日までは採用率1位だった気がします。)




 
  • これだけ強いWR専用は装備確定?
「書いてある事めっちゃ強いし、みんな装備してるし、とりあえず装備しとこ!」
という考えで採用するのは非常に危険です。

その理由は、特殊効果でなくステータス上昇箇所にあります。

マグスくんが本当に欲しかったステータス上昇値:
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 〔/大/特大〕 ▲ドロー攻撃力が上がる
 〔/中/大/特大〕 ▲スピードが上がる
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悲しい現実:
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 〔/中/大/特大〕 ▲最大HPが上がる
 〔/中/大/特大〕 ▲最大MPが上がる
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ご覧の通り、欲しかったステータス上昇値が何一つ噛み合っていません。
と言うかレベル3で最大HP/MPの小アップって、全キャスト見通しても欲しがる人居ないのでは・・・?

また、特殊効果の兵士からの経験値量増加についても、
レベル3からの常時発動のWR専用と、レベル1から条件付きの「蓬莱の玉の枝」で大きく差があるのかと聞かれると微妙な所です。
(蓬莱だったらドロー威力が盛れる事も考慮すると・・・。)

つまりこのアシストは、「(断罪兵士の方の)特殊効果を活かせないなら付ける理由が無い」のです。

 
  • W専用を取り入れたビルド
WR専用を採用したビルドはこんな感じになるかと思います。
アシスト:
1:「魔笛奏者の五線譜服」(固定)
2:「歪み笑う道化の帽子」(固定)
3:「幻炎に映る聖樹」or「猟師の火縄銃」or「蓬莱の玉の枝」or「使い込まれた糸切り鋏」(自由枠)

(「歪み笑う道化の帽子」(以下「R専用」)は「ネズミたちの讃美歌」を使用する場合は必須と考えているため、固定枠に入れました。)

ソウル(自由枠):
踊る紅剣士カーレン
ライラ王女
楽々森彦
13を司る者テネブル
ウィッチ

マグスでドローを盛る際の基準としまして、
A:「レベル3で嘘付き兵士一確」
B:「レベル5以降のどこかで通常兵士一確」

の2種があります(両方満たすのが個人的には理想:前記事参照)。

「R専用」と「WR専用」をどちらもビルドに取り入れ、かつA及びBを満たす組合せを考えると、
ソウル:「楽々森彦」→Aをクリア
アシスト1枠:「幻炎に映る聖樹」や「猟師の火縄銃」→特殊効果完成でBをクリア(大体レベル6か7になっている頃になります。)
上記でほぼ満たせます。

他にはAを捨て、Bに特化させる場合、
ソウル:「ウィッチ
アシスト1枠:「使い込まれた糸切り鋏
や、
Bを捨て、Aに特化させる場合、
ソウル:「踊る紅剣士カーレン」or「ライラ王女
アシスト1枠:「蓬莱の玉の枝
など、この辺は自分のスタイルによって合うものを選んで良いと思います。

 
  • 「よし、ビルドは定まった!これで後は敵拠点に断罪兵士を流すだけ!」
残念ながら無理です。

何故でしょうか?
上記のビルド、どれを選択しても、レーン戦がそれはもう弱いのです。

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ソウルを「楽々森彦」や「ウィッチ」にした場合の弱い点:
レベル3もしくは5まで、ほぼ素のドロー威力で耐えなければいけません。
その上「踊る紅剣士カーレン」や「ライラ王女」のような序盤のMP回復アシストが無いため、
手数を増やして誤魔化さなければならないのに手数が打てないという状況に陥りがちです。

また、「幻炎に映る聖樹」や「猟師の火縄銃」が完成して通常兵士一確になったとしても、
対面のほとんどのファイターはとっくに通常兵士一確なんて取れていて、ようやくそれに並んだ状態に過ぎません。
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ソウルを「踊る紅剣士カーレン」や「ライラ王女」にした場合の弱い点:
兵士を倒すために最後まで「嘘つき狂詩曲」に頼る事になってしまいます。

その弊害として例えば試合終盤、味方のアタッカーが対面を撃破してくれたのに演奏ゲージが溜まっておらず、兵士処理に手間取ってしまい、
その間に敵のアタッカーやサポーターなどに妨害され、敵拠点まで兵士がギリギリ届かなかった・・・。という事があると、とんでもなく申し訳ない気持ちになります。

マグスは非常に特殊なファイターですが、それでも「試合終盤に通常兵士一確すら取れていないファイター」というのはさすがに弱すぎると考えています。
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敵の数秒後の位置や描いたドローの軌跡がすべて見えて、こちらの描いたドローは百発百中」のような事ができるニュータイプなプレイヤーはWR専用を活かして勝てるかもしれませんが、
自分のような一般人には、上記いずれのビルドでもレーンを維持することがやっとで、結局は味方の横槍や、自軍巨人出現まで持ちこたえる事ばかりでした。

つまり今回の記事で一番言いたかったことは、
WR専用を採用したビルドで敵拠点に兵士を流せる状況であれば、そもそも断罪兵士で無くても拠点は折れる
場合がほとんどであるということです。

 
  • それでもWR専用を使いたい!
ではWR専用は全くの無価値なのでしょうか?
いいえ、恐らく違います。

ここからは自分の予想ですが、WR専用には専用の使い方があるのです。
もう一度、WR専用のステータス上昇値を確認しましょう。

何度見ても悲しい現実:
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 〔/中/大/特大〕 ▲最大HPが上がる
 〔/中/大/特大〕 ▲最大MPが上がる
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マグスが一番欲しいのはドロー威力であって、それに対しこの上昇箇所は全くの見当違いだと先述しました。
しかしこれはセガからの隠されたメッセージだったのではないかと思うのです。

つまりきっと、セガはこう言いたいのです。



「WR専用を入れるなら、ドローを盛るな」と。



ドローを上昇させなかったのは、ドローを使わせたくなかったからなのでは無いでしょうか?




しかしそんな事言っても、マグスでドローを使わず、レーンを強制的に制圧し、敵の処理し損ねた数体の兵士を敵拠点に流し込む・・・
・・・そんな都合の良いこと、出来るわけが・・・。




そう思った時、1つのスキルが思い浮かび、そして、すべての合点が行きました。












そう、「終焉世界のパレード」です。


レベル6(ロールエフェクト発動)以降、敵拠点付近に到達した9人兵士列に対してゲージMAXの「終焉世界のパレード」を打ち込み、
キャンセルドローを敵キャストに当ててコカし、その隙に数体でも良いのでこちらの兵士を流し込み拠点に大ダメージを与える・・。

そんな不意打ち戦法こそが、WR専用の本当の使い方なのでは無いでしょうか?
何となくマグスの性格らしい戦い方な気さえしてきました。


しかし残念な事に、自分はまだ「終焉世界のパレード」を使ったことが無い(!)上にリザーブにも入れておらず、
実際に入れて戦う勇気もないので、まだ上記の戦法は試していません・・・。

終焉世界のパレード」自体、コンセプトが誤っているスキルであると自分は思っており、
これを読んでいるマグス使いの方にも全くもってオススメはしませんので、ご注意ください。


近々、機会があれば上記戦法をフレマ辺りでこっそり試してみたいなーとは思っています。



ではまた。
更新日時:2018/01/29 16:55
(作成日時:2018/01/29 16:55)
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