🔰21:凶戦士ブレイズ・クローRE

凶戦士ブレイズ・クロー　1マナ 　1000
このクリチャーは、毎ターンアタックしなければならない

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マッチ終了、いやーまた負けたなぁ。






タイトル画面に戻ったとき、
隣台で遊んでいるぐれごりおん氏の筐体から
チャットが賑やかに行き交っているらしい様子に気づいた。
普通の盛り上がり方では無い勢いだ。

しかも本人めちゃめちゃ笑っている。
声まで出して笑っている。
wlwプレイ中にそんなに笑うことあるか？

先程からなんだかヒダリヒダリという言葉が
やたらに聴き取れる。

どした？と画面を覗き込んでみると。







 

指示チャット連呼は平時であれば
あまり歓迎されない行為かもしれない。
しかしこの場に限って言えば、煽りというより、
とにかく早く端レーンに戻ってほしいという
中央アタッカー二人の純粋な、切実な、そして悲痛な叫びが
伝わってくる画面であった。






対する吉備津の返答は
「右へ向かわん！」

何故！これは大変だ。
この吉備津、中央行ったり森に入ったり
全くレーン戦をする気がないようで
あちらこちらにレーンを渡りながら遊撃しまくっている。

待てよ、この動き、この名前どこかで…















あっ　思い出した！










凶戦士ブレイズクロー殿だ！

(8/18投稿) illustrated by ぐれごりおん










盤面とチャット欄は阿鼻叫喚。
隣の画面に釘付けになって一緒に笑っているうちに
自分の筐体がタイトル待機画面だったのを忘れて時間切れ。

やっちまった。残っていた4チケは筐体に吸い込まれ
マテリアルへと変換されてしまいました････(実話)






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十分なCRもあるし、鉄筆初心者のようにセオリーを
知らずにやっているようには見えない。
これは明らかに意志をもってレーンを離れて遊撃している。

ファイターの役割的には間違っているかもしれないが
吉備津の拠点攻撃という特別な性能を考えれば
完全な間違いとも言いきれないのか？
これは個人が考える戦略のうちとして
一概に否定しうるものでもなのかもしれないのではないか?












?????











どうすればこの疑問符を少しでも減らせる？














そうだこうすればよい





俺自身がブレイズクローになることだ






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と、いうことで
最近は吉備津を中心に使っています。
玉藻、ローザ、シュネーを使うと銀筆に上がりそうになるので
また新しいファイターに着手。

怖いもの見たさで始めた吉備津ですが
感想としては想像以上に楽しめてます。
使っていて最初に気づいたのはとにかくMPが少ないこと。
連発しようものならあっという間に無くなる。






思い知らされました。

いかに今までローザやシュネーの長いDS線に
甘えて適当なラインを描いていたのかを。

少ない回数のDSで効率よく兵士を捌くには
綺麗なラインを描くことが不可欠です。
ものすごく意識してDSを撃つようになりました。
結果として他のキャストに戻ったときにも
自然と大事に撃つようになったので兵士処理の効率が
上がったように感じます。






また吉備津は近接寄りファイターなので
SSも有効に使っていかねばなりません。
とにかく対面との距離を詰め、前へ前へ。
特に序盤有利型の吉備津としては
先に手前拠点を折ってしまいたいところ。

相手から逃げるように後ろ向きに回避すると
それだけレーンが下がってしまうし、
兵士列から横向きに遠ざけられてしまうと
なかなか戻れず、しまいには中央のAの餌食にもなります。

優秀なステップを使って前に踏み込みながら
回避する新しい戦い方が出来るようになりました。






そして吉備津の唯一無二の個性、拠点への直接攻撃。
以下自身のリプレイより




【残り25秒】WS発動
拠点１個分ほどのゲージ差。
今やるしかない！とレーンを離れて敵側森でWS発動
攻撃力、拠点攻撃力アップ、MP回復








【残り18秒】金剛の位発動
拠点攻撃力アップ、防御力アップ
6専の効果でスピード特大アップ
敵城へ一気に走り込む。








【残り14秒】敵城へ到達
間の悪いことに目の前で9人兵士列が3列沸く。
武蔵坊の薙刀+と金剛の位で防御力は上がっているが
兵士弾27発は流石に痛い。








【残り6秒】敵城解体作業
WS+金剛で一心不乱に殴り続ける。
ゲージ差もだいぶ埋まってきた。

降り注ぎ続ける兵士弾の雨。
間に合うのかハラハラ、半ばヤケクソ。

敵城を殴り始めたのに気付いた仲間が意図をわかってくれて
ナイスやチャットで褒めてくれる。








【残り3秒】ゲージ逆転
ついにゲージ逆転！
11秒間で7回殴れた！流石に敵に見つかり、
「何やってんだお前ー！」と言わんばかりの
画面左下からアリスの光弾。








【残り1秒】遺影
自分のデスによるゲージ消失と差し引きで超ミリ勝ち。
この後チームメイトが感謝チャットや小ナイス、
吉備津スタンプでヤンヤヤンヤの喝采を送ってくれた。






このときは汗は出るし手は震えました。
やり遂げたとき、自分が試合をひっくり返したという
事実が分かった時はものすごい達成感を感じました。
これは確かに癖になるかもしれませんね。

とはいえ、いつでも殴り込みにいけるわけではありません。
今が飛び出すタイミングなのか？
そもそもレーン離れるのは危なくないか？
自分の体力は？相手キャストの位置は？
本当にバレずに肉薄できるのか？

「俺は拠点直接攻撃というカードを隠し持っているんだぞ」
という意識があるだけで盤面の見方、
残り時間への注意力が変わりました。






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MP管理、効率を考えた無駄のないDS線への意識、
ラインを下げない戦い方、盤面把握、時間感覚。

まさかここまで教え込まれるとは。
めちゃめちゃいい先生です、吉備津彦。
色々学ばせてもらいながら
CR19目指して使い込んでいこうと思います。






そして本来の目的、俺自身がブレイズクローに
なることによって得た見解は、






吉備津はレベルが低いうちは
拠点攻撃力を強く抑えこまれているので
序盤～中盤に仕掛けるのは
リスクのほうが大きい

レーンを離れていいのは逆転or駄目押しの
見込みがある残り一分以内のみ






よって！






必殺のタイミングまでは
他のファイターと同じく端レーンを
しっかり支える必要がある

吉備津で遊撃はあまりオススメできない






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QED！
オニギシでした。